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    小説の感想(冷たい密室と博士たち/森博嗣)
    Published May 3rd, 2013

    ※ネタバレ注意

    感想

    おもしろい。

    犀川先生の授業がとてもおもしろい。

    萌絵への襲撃について

    鍵をかけて閉じ込めるという明らかな殺意があるのに、なぜ危害を加えなかったのか。

    萌絵が忍び込んでそのまま倒れてしまったという事故に見せかけようとしたのだろうか。

    萌絵の意識がなくなった後に鍵を開けてクーリングを停止すれば物理的には事故のように見せかけられるが、萌絵が犀川に助けを求めていた時点で事故に見せかけることは不可能。

    助けを求めていたことを知っていた上でなぜそのままにしておいたのか。

    あるいはフロッピーディスクを回収するためだけに気を失わせただけで、最初から助けるつもりだったが、助けを求めていたことに気づいてそのままにしておいたということだろうか。

    殺意は丹羽と珠子にだけ向かっていたので、萌絵を殺すつもりは最初からなかったものだと考える。

    本文中には「殺そうとした」とあるが、木熊先生は顔が見えないように防寒スーツを着た上であえて萌絵を襲い、フロッピーディスクを処分した後でクーリングを停止し暖房を入れ、自分が自殺することで、萌絵が生きて大きな人に襲われたと証言することで、第三者の犯行に見せかけ、市ノ瀬さんに疑いがかからないようにしたものだと信じる。

    増田について

    彼女が暴行されたという事実を聞いただけですべてを思い込んでしまった。

    信頼できない相手の話をうのみにしてはいけない。

    せめて、一度直接会って話をするべきだった。

    丹羽について

    今回の胸クソ悪くなる人物はこの人でした。

    作者は読者の心的負担を軽くするためにあえてこういう人物像を設定しているのだろうか。

    珠子は本当にかわいそうでした。

    まとめ

    おもしろいのでこのシリーズはもっと読んでいく予定。