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    小説の感想(笑わない数学者/森博嗣)
    Published May 3rd, 2013

    ※ネタバレ注意

    感想

    S&Mシリーズ3作目。

    3作の中では一番おもしろい。

    相変わらず殺された人の人物像は嫌悪感を抱きそうな設定です。

    犯人について

    昇君が犯人だという予想は的中。

    でも予想の根拠は頭がいいからというだけ。

    あと、昇君が高専に通ってるという設定がちょっと嬉しかった。

    トリックについて

    解説されるまでまったくわからなかった。

    霧を使って投影してたとか鏡使ってたとか考えたけど全然だめ。

    実際のトリックは実にスマートでスッキリ。

    不自然な点についてもスッキリ。

    今作はほんとに最後の最後まで解説がなかったからいつ種明かしをするんだろうとワクワクした。

    最後の最後まで解説はないけど中だるみすることもなくスラスラ読めた。

    博士について

    博士は天王寺翔蔵と天王寺宗太郎と片山基生の誰かということだった。

    誰かは白骨死体、誰かは地下の老人、誰かはベンチの老人。

    まず、地下の老人は天王寺翔蔵ではないと考える。

    根拠は犀川先生の期待通りだったという点と、作中小説である「睡余の思慕」のストーリーで最初にいた老人がいなくなっていることから。

    死ぬの?という問いに対して、どこかへ行っちまうんだと答えてることから、最後に出てきたベンチの老人が天王寺翔蔵だと考える。

    残った老人だが、天王寺宗太郎は自殺したと明示してあるのに対して片山基生については明示されていない。

    片山基生が誰にも気付かれずにどうやって地下に入ったのかは思いつかないが、片山基生と入れ替わりで天王寺宗太郎は自殺したと考える。

    しかしこれらはただの希望にすぎない。

    しかしそう定義したいので、そう定義することとする。

    まとめ

    萌絵の行動力がとてもすごい。

    これからもどんどん増していくのだろうか。

    そして今作の犀川先生は対外用の犀川先生だったらしくたくさんのセリフを聞けたのがよかった。

    それにしても天才は引きこもることが好きなのだろうか。

    そして犀川先生の授業がすごい。