5000164 is here 海と空、そしてかっこよさとは - 映画「紅の豚」の感想
Published 2015.7.21 by Hiroshi Sugawara

※ネタバレ注意

海と空がきれいで、光の使い方が心地よい

海がきれい。
空がきれい。
光がきれい。
いろんな青があって、見てて楽しい。
映像の持つ質感と空気感と肌触りが気持ちいい。
たぶん音がなくても満足できる。
ウイスキーが飲みたくなる。
だからウイスキーを飲んだ。
気持ちいい。

かっこよさとは

個々人には各々が考えるかっこよさがあって、それは人それぞれで、とても多様である。
紅の豚の面白さの核は、登場人物がみんな自らのかっこよさを追求しているところにある、と感じた。
マルコしかり、フィオしかり、ジーナしかり。
みんなかっこいい。

空賊のかっこよさ

まっとうに生きることには失敗しているが、飛行機乗りであることに誇りを持っている。
おそらく、襲撃する船は金持ちだけに限定しているはずだ。
その方が効率がいいのはもちろんだが、そこには自分の生き方に対するこだわりがあるだろう。
少女を誘拐する際に仲間はずれを作らないところがわかりやすくこだわりを感じさせる。
空賊に誇りがなければ、物語はことごとくつまらなくなっていただろう。

カーチスのかっこよさ

自分の能力を信じている。
しかし相手を認めることもできる。
殴り合いの決闘でマルコにジーナのことを伝えたのはマルコを認めたからだろう。
きっと自分の見栄のために黙っていることをださいと感じるのだろう。

ジーナのかっこよさ

賭けが象徴的である。
受け入れるべきことは受け入れ、信じるべきことは信じる。
良し悪しを自分の中に持っていて、そして従っている。
できることはやり、できないことはやらない。
ただ単に強さと言ってしまうには惜しい。
意思の洗練さ。

フィオのかっこよさ

技術者としての情熱とこだわり。
挑戦する意思とよりよいものを求める覚悟。
誇りと尊敬。
熱さと素直さ。
かっこいい。
技術者だ。

マルコのかっこよさ

理想を求め続ける姿勢。
そのための圧倒的な力。

かっこよく生きるには力がいる

それは技術であり、価値だ。
かっこよく生きるのはとても困難であり、受け入れる力と乗り越える力がいる。

まとめ

考察はなしで感想だけ。
見たことはあったような気がしてたけど全然覚えてなくて、改めて見てみたら面白かった。
情熱が伝わってくるのは好きだ。
マルコの豚は自己嫌悪の象徴なのかなと思った。